北陸各地を襲った能登半島地震の津波について、気象庁は26日、調査結果を発表した。新潟県上越市では5・8メートルの高さまで津波が地上を駆け上がったほか、石川県能登町や珠洲市でも4メートルを超える津波の痕跡が確認された。
同庁によると、新潟、富山、石川各県の計19カ所で、津波の被害が内陸に及んでいた。
このうち津波の高さが最大だったのは新潟県上越市の船見公園で5・8メートル。次いで、同市の直江津海水浴場の4・5メートルだった。
石川県内では珠洲市の飯田港で4・3メートル、能登町白丸で4・7メートル、同町の内浦総合運動公園で4・0メートルなど。富山県でも1・5メートルほどの津波を確認した。
能登半島北側にある輪島港の検潮所では発生当時、1・2メートル以上の津波を観測していたが、内陸部での痕跡は確認できなかったという。津波の高さは速報値で、今後変更になる可能性がある。
各地点の津波の高さは次の通り。
【新潟県】上越市柿崎漁港2・9メートル▽同市船見公園5・8メートル▽同市直江津海水浴場4・5メートル▽佐渡市羽茂港3・8メートル▽同市小木港1・9メートル
【富山県】朝日町宮崎漁港1・4メートル▽射水市海竜新町1・5メートル
【石川県】珠洲市飯田港4・3メートル▽同市鵜飼(うかい)漁港2・7メートル▽同市見附公園2・9メートル▽能登町恋路海岸1・7メートル▽同町松波漁港3・1メートル▽同町内浦総合運動公園4・0メートル▽同町白丸4・7メートル▽同町九十九湾2・2メートル▽同町宇出津港1・3メートル▽七尾市鵜浦漁港1・8メートル▽同市下佐々波漁港2・2メートル▽輪島市舳倉(へぐら)島漁港2・9メートル(宮野拓也)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル